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元気な街をつくるためのデータ収集を顔認証で

千曲川を境に南北に山地が広がる長野県東御市では、現在、朝夕以外は路線バスの運行がなく、高齢者も移動には自家用車を利用されています。そこで株式会社カクイチ様は、工場などを構える同市で、新たにMaaS実証を開始。お年寄りや子どもたちが気軽に、便利に利用できるバスを運行し、人の移動を活発化させることで、住民や街が元気になると期待されています。さらに、単純にバスを走らせるだけでなく、どのような人が利用してどこへ出かけているのかをデータとして蓄積することが、新しい街づくりの可能性を検証する第一歩ととらえ、本実証実験に取り組まれています。今回、その乗降データの取得手段としてパナソニック顔認証クラウドサービス(顔認証API)が採用されました。

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実証実験の概要
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実証実験では乗客数カウントに利用

2020年10月19日(月)から12月28日(月)※1に無料巡回EVバス『RIDE’N(ライデン)』の運行を実施。それにともない、RIDE’Nがもっと便利になるコミュニティサービスとして、顔認証を活用したコミュニティサービス『CANVAS(キャンバス)』を提供しています。CANVASに登録することでバスの現在地情報を取得できる他、将来的には顔認証によるポイント付与サービスも検討されています。実証実験では、住民に利用してもらうことを目標とし、顔認証は乗客数をカウントする手段として活用されています※2。

※1路線の再検討などを繰り返しながら2021年3月まで継続予定。 ※2CANVASに登録をしなくてもバスの利用は可能です。

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導入理由
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高齢者も簡単に利用できる「顔認証」に注目

現在、乗客数のカウントに利用されている顔認証を使って、将来的にはポイントの付与やクーポンの発行、スタンプラリーなど、住民が外出したくなるような仕掛けが検討されています。その際、スマートフォンのアプリケーションにしてしまうと高齢者の利用が困難になる可能性があります。株式会社カクイチ MaaS事業部 部長の柴戸様は、「顔であれば自宅に忘れる心配もなく、IDやPWも不要です。顔の登録は必要にはなりますが、『CANVAS』では家族が代理で登録できるようにしています。」と話します。

優れたコストパフォーマンスと開発のしやすさで手軽に導入可能

顔認証の導入にあたり複数の提案を検討されました。その中で、導入しやすい優れたコストパフォーマンスでありながら、汎用デバイスであるスマートフォンやタブレットを利用できるAPIで提供している点が評価されました。柴戸様は、「アプリケーションの開発も、一度開発のポイントを教えて頂いたあとは特別なフォロー無しでも進められています。」と語ります。

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顔認証サービス 運用イメージ
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顔認証サービス運用イメージ
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柔軟かつスピーディな対応で円滑な運用に貢献

サービスの運用検討において、株式会社カクイチ様には確かなビジョンがあり、それを実現する最良の方法を模索されていました。そのためにはご要望に合わせた、細やかで柔軟な対応が求められていました。柴戸様は当時を振り返りながら、「はじめに相談したときから当社の考えを親身に聞き、実現のためにはどのように導入していくべきかを一緒に検討してくださいました。事業の立ち上げ段階のため、顔認証の使い方などの方向性を必要に応じて変更することもありますが、そうしたアジャイル型のサービス開発に柔軟かつスピーディに対応していただいています。また、今後の顔認証技術自体の発展やバイタルセンシング技術との組み合わせなど、顔認証だけでなくその先の夢のある話を聞かせていただき、将来展開にも期待しています。」と評価されます。

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顔認証用タブレット。乗車口すぐの運転席横に設置。
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写真:バスの運転席
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顔認証アプリケーションはお客様が手配されたタブレット端末にインストールされている。
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写真:顔認証用タブレット
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バスの内装には、長野県の県木である白樺が使用されている。
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写真:バスの内装
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納入機器・サービス
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顔認証APIサービス スタンダードエディション
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今後の展望
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顔認証で取得できるデータの活用に期待しています

顔認証で取得したデータの活用にはさまざまな可能性があります。乗客数のカウントはもちろん、行動履歴を分析してデータマーケティングへ利用することもできます。例えば、顔認証をしたバスの乗客に周辺施設で使用可能なポイントを付与して消費を促したり、地域内での回遊性を高めることなどが考えられますし、顔認証によるスタンプラリーなどのイベントを企画して住民に外出を促すこともできるのではないでしょうか。超高齢化社会を迎える今、お年寄りが街に出ることにより、街が活性化され、街が元気になると、そこに出かけるお年寄りもまた増えるはずです。このようなプラスのスパイラルを発生させ、地方から元気な日本を作っていきたいと考えています。

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株式会社カクイチ<br>
MaaS事業部 部長 柴戸 秀太様(右)<br>
事業戦略部 原 司様(左)<br>
※所属はインタビュー時のものです。
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写真:株式会社カクイチ従業員
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お客様紹介
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創業135年 品質とお客様第一を貫きさまざまな事業を展開

明治19年に長野県千曲市で金物商店として創業。以降「やろう。だれもやらないことを。」をスローガンにガレージ・倉庫や樹脂ホースの製造、太陽光発電、ミネラルウォーターなど数々の事業を展開。今後の事業の柱として「エネルギー」「農業・食・健康」「コミュニティ」の3分野に取り組まれています。

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バスの充電ポイントがあるカクイチ建材工業株式会社様(長野県東御市)
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写真:カクイチ建材工業株式会社社屋
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カクイチ建材工業株式会社地図
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※本件は実証実験事例のため、ご提供できない内容が含まれている可能性があります。


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写真:無料巡回EVバス
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サブタイトル
<span class="status-label status--blue">実証実験</span> 顔認証クラウドサービス
場所
長野県
マイグレーション用ケーススタディ
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説明
地域を元気にするために人を動かす。パナソニック顔認証クラウドサービス(顔認証API)を活用したMaaS事業CANVAS実証実験を実施。
課題

路線バスの大幅減便により移動は自家用車に頼らざるえない状況。気軽に利用できるモビリティと、暮らしやすい街づくりを行いたい。

ソリューション

無料巡回EVバス(電気バス)『RIDE’N(ライデン)』と顔認証を実装したコミュニティサービス『CANVAS(キャンバス)』の実証実験を実施。

引用

パナソニックの顔認証APIサービスを導入するにあたり、ポイントとなったのは導入の手軽さ、そして提案いただいた中で最も柔軟性を感じた対応力でした。今後も一緒にCANVASを進化させていきたいです。

引用(author)
株式会社カクイチ MaaS事業部 部長 柴戸 秀太様
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